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文豪語録

明治から昭和くらいまでの文豪たちの名言や名文、格言、迷言、珍言を載せていきます。

文化批評

戦後日本のアンマにも大移動が起ったのである - 坂口安吾『明日は天気になれ』

日本のアンマ 私はたいがい旅先でアンマをとるので、北は奥州から南は九州まで一応アンマにもんでもらったけれども、アンマ術ばかりは日本全国同じことで、特殊な地域にローカルでユニークな流派が存在するということはないようであった。 仙台から北の牡鹿…

私は戦争中日映というニューズと文化映画、宣伝映画などを作っている会社につとめていた - 坂口安吾『明日は天気になれ』

文化の序列(2) 私は戦争中日映というニューズと文化映画、宣伝映画などを作っている会社につとめていた。ここは海外への映画宣伝工作の元締めだから海外の映画もここに集まる。しょっ中試写をやって関係者がそれをみていたが、私が見たのではマレー映画と…

田舎の人は西洋の映画を見ると筋がわからない - 坂口安吾『明日は天気になれ』

文化の序列(1) 田舎の人は西洋の映画を見ると筋がわからないという。その理由は簡単なようだ。 たとえば一人の男が失業して街を歩いている、レストランのショーウィンドに求人のはり紙を見て扉を押して消える。つぎの場面にはもうコックとかボーイとかの…

私はそのようなものの現代版として宝塚少女歌劇を思うのである - 坂口安吾『明日は天気になれ』

最も健全な夢の国(2) 町人百姓はずっといじめられ通しでいながら、実は侍のもたなかった自分のタノシミや文化というものをいつもちゃんと持っていた。下は盆踊から上は天下の芸術に至るまで民は殿様の鳥カゴの中に入れられながらも自分の文化を放したこと…

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