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文豪語録

明治から昭和くらいまでの文豪たちの名言や名文、格言、迷言、珍言を載せていきます。

銃後に原バクがチャンと落ッこッてる今日の戦争において、兵隊と銃後に変りはない - 坂口安吾『明日は天気になれ』

楽天国の風俗 ……新国軍の誕生だの徴兵是非などが新聞雑誌に論議されてワイワイ世論をまき起しているけれども、銃後に原バクがチャンと落ッこッてる今日の戦争において、兵隊と銃後に変りはない。むしろ日本のようにせまい国土においては、もうどこにいても水…

文士というものは、筆の上で偽わることのできないのが持って生まれた性根なのだから - 坂口安吾『明日は天気になれ』

芥川賞一風景(2) ……文士というものは、筆の上で偽わることのできないのが持って生まれた性根なのだから、各選者の選後評というものを読めば、選考事情はそれで一目瞭然なのである。 しかるにそれを読んでいながら、なお選考委員会の内容を具体的に報告し…

徳川家康は温厚な古狸のように考えられているが、彼の側近の記録によると、自分に不利なことが起ると、たちまち顔色が蒼ざめ、ボリボリ爪をかむ癖があった - 坂口安吾『明日は天気になれ』

エライ狂人の話(4) ……徳川家康は温厚な古狸のように考えられているが、彼の側近の記録によると、自分に不利なことが起ると、たちまち顔色が蒼ざめ、ボリボリ爪をかむ癖があったという。そして、さてははかられたか、もうダメか、なぞと独り言をつぶやき、…

信長がひところ切支丹の最大の保護者であったことは人に知られているが、晩年に於て切支丹の敵となり、外国宣教師の呪いをうけていることは案外知られていない - 坂口安吾『明日は天気になれ』

エライ狂人の話(3) 信長がひところ切支丹(キリシタン)の最大の保護者であったことは人に知られているが、晩年に於て切支丹の敵となり、外国宣教師の呪いをうけていることは案外知られていない。 なにぶん信長の伝記作者の目から見ると、切支丹の問題は…

日本の独裁者で誰がどのような狂気を行っているかというと、まず豊臣秀吉の朝鮮征伐をあげることができる - 坂口安吾『明日は天気になれ』

エライ狂人の話(2) 日本の独裁者で誰がどのような狂気を行っているかというと、まず豊臣秀吉の朝鮮征伐をあげることができる。 秀吉は愛児鶴松を失ったときに発狂状態になった。常態を逸してフラフラと有馬温泉へ保養に行き、鬱々たる十数日の物思いのア…

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